傾城イメージ3




…とりあえず、冷やすならこれ外した方がいいでしょうね。


「綱吉くん、ちょっと失礼。」

「ん。」


許可を得て、彼の膝下から足の甲までを覆い隠している白い足布を取り去る。


「!」


…何故ここに。

足の甲の中心に蒼と藤色の鮮やかな鱗の模様が3枚、花びらのように並んで浮かび上がっているのが目に入った。

うっすらと凶々しい気配も感じる。


「悪魔の印ですね。見たところ『嫉妬』…リヴァイアサンの刻印のようですが。」

「流石、よく知ってるね。」


ぎゅっと膝を抱え込んで弱々しく笑う綱吉くん。

鱗の刻印は美しいが彼のような白い生き物には不釣り合いに見える。


「君、人魚だったんですね。」


(中略)


「綱吉くんは、何故足があるんですか?」

「もらったから。それでも呪いはついてきちゃったけどね…骸は『人魚姫』読んだことある?」

「はい。人間の本はたくさん読みました。」

「あの姫も海から勝手に出たから呪いがかかってたんだ。

陸を歩くとまるで刃物の上を歩いているかのような激痛が走るっていうね。

痛くて動けないなら尾鰭のままでも良かったかなって最近思うよ。」


(本文より)

あ〜もう!ひらさんはああああ!!!!
どうして他の絵の線画を送りつけるというフライングを間に挟む!!
またもひかかった!!
水濡れツナとか私があのEDの雨濡れツナに弱いと知っての所業か!!