ヒバニャン&ハムツナ&ムクウル
〜パンが無ければ君を食べるまで。より〜





前足によじ登ってきょときょとしてたら恨めしそうな顔の猫と目があった。
ひぃぃ!!
慌て犬の毛に潜り込む。
雲雀さんは俺が起きたのを見てとると骸さんの周りをぐるぐるし始めた。
あうぅ…全然諦めて無いぃ〜…

「僕も舐めたい…」
「舐めるだけで終わらないでしょう。」
「美味しい?」
「黙秘します。もうネズミ食べたいなら狩ってくればいいでしょう。」
「ネズミ飽きた。それがいい。」

食べられちゃうよ〜、食べられちゃうよ〜!!
どうしよ〜!!
俺は腹の下に潜り込むくらいに骸さんに体をくっつけてガタガタブルブル震えた。
とてとて歩み寄ると雲雀さんは骸さんの足の間で動けないでいる俺をじぃっと見下ろす。

「ちょこっとでいいんだけどな。くわえるだけで。」
「い〜や〜!!」
「じゃ噛まないから。痛み感じないようにするから。」
「丸呑みする気でしょう!!絶対やです!!」
「また出してあげるから。」
「また呑むでしょう!!そんな恐怖に耐えられるか!」
「我が儘だよ、君。」
「命にかかわる当たり前の主張だーっ!!」

いやだ、もういやだ!!
ショップに帰りたい〜…

(本文より)

吹き出しの文字はイタリア語で

骸「おやめなさい」
雲雀「いやだ」
綱吉「怖い怖い〜!」

と書いているそうです。

もうこのヒバニャンのランランとした目といいムクウルの呆れ顔といいハムツナのおびえ方といい流石です…!!
あとこの毛の色つやどうです!?きっと獄寺がブチブチいいながらブラッシングしてるに違いない(笑)