命(双子骸)
〜姫神より〜 「骸…!?」 「いいえ。違います。」 先輩は不快気に眉を寄せる。その顔までそっくりそのまま骸だ。 でも落ち着いてみれば髪の毛茶色いし、襟足長いし…目は両方青いし…それに、なんだか全体的に骸より柔らかい感じ… でも今は怒ってる〜! 俺は慌てて頭を下げた。 「ご、ごめんなさい!俺が知ってるヤツに似てたから!」 「いえ、僕の方こそすみません。ただあの男と似ていると言われると少し…ね。」 「ほんとごめんなさい!」 謝ったらまた元の表情に戻った。 …なんか見た目はホストっぽいけど爽やかな感じの人だ。 こうやって落ち着いてみると顔の造作も背丈も同じ筈なのに全然骸と違う。 雰囲気?表情?なんだろ、とにかく違うんだ。 …ってあれ。「あの男」って事は骸知ってるのかな…?親戚?兄弟?でも骸に血縁なんて… 「初めまして。二ノ宮 命(みこと)といいます。」 「沢田綱吉ですっ。」 「知ってます。」 「ふえっ。」 間の抜けた声を出したらくすくすと笑われた。 (本文より) 「姫神」は七月さんのサイトの双子骸を見てひらめいた話なのです。 もう我儘言って双子ネタもらったりストーカーしたりとご迷惑ばかりかけていかのですが… ある日の日記にこんな素敵なイラストが!! 無断でいただいて眺めまわしてたんですが(←をい)PCサイトに載せたくて許可をいただいてきました。 ありがたや、ありがたや…!
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