雲雀
〜風紀委員長お断り!より〜





ピシリっ…

「小動物、いるんだろ?」

上階から声がする。俺は暗闇に身を潜めながらそろそろと下の階に移動する。
雲雀さんに追ってくる気配はない。

「ルールを変えよう。武器は使用禁止。自分のはね。君も僕も校舎から出てはいけない。このゲームから逃げ出してはいけない。最後まで耐えられれば日常に戻してあげる。ルール違反はおしおき。時間は僕が飽きるまで。」

ぞくり。

上を見上げると手摺りに肘をついてこちらを見下ろす並盛の支配者。目が合うとにこりと微笑む。
怖い。

「ほら、逃げなくていいの?」

クスクスと楽しそうに笑う彼の人に俺はぞっとした。
な…何する気だろう…この人。

「逃げないならいくよ。」

俺は慌てて踵を帰すと階段を駆け下りる。


(本文より)


雲雀に鞭持たせるのが大好きです。(←変態)
いつかは画像で見たいと思ってましたがまさか叶うとは!!