雲雀…?(悪霊)
〜相場は夜と決まってるより〜





………おっかね〜……
俺は冷や汗を垂らしながらその鎌から距離をとる。
なんて言うんだ?こう、凶々しい感じがビンビンにして近くにいたくない…
うう…やっぱ触ると気持ち悪い…この刃についてるべっとりしたの血だ、多分…

「綱吉!!」

呼ばれた方を見ると雲雀さんが交差させたトンファーで鎌を防ぎながら叫ぶ。

「それ持って行って!場所はその子が知ってる!!」
「へ!?」
「いいから、とにかく、行け!!」
「は、はいぃ!!」

恐ろしい顔で睨まれて俺はいつもの癖で返事をしてしまった。
主の言葉を理解した賢い小鳥はパタパタと扉に向かって行っている。俺も慌ててそれを追い掛ける。

ジャキィィ!!

「行かせないよ…綱吉ぃ…」

腕に巻きつく鎖。ニヤァと笑う悪霊雲雀さん。
引っ張られるのを踏ん張って持ちこたえようとしたけれどずるずると引き寄せられてしまう。

「ヒィィィィ!?」


(本文より)

病んだ雲雀さんには鎌だろ!!と私が勝手に思っているのですが。
いや〜まさかここまで血みどろになるとは。怖いです、シャムさん…(汗)