LAST DAY:引き継ぎ。 「あ。」 綱吉から携帯にメール来てる。 開くと『いい加減俺のmixi返してください!!』という苦情メールだった。 そうかもうバトンもらって一週間たってたんだ。 「分かってるよ、綱吉はせっかちだな。けどその前に次の走者にバトン渡さないとね。」 後回しにしようかと思ったけど今日の現場は徹夜かもしれないからモタモタしてたら日が変わってしまう。 さて、誰にしようか… mixiを開いて「足跡」に飛ぶ。上からマイミク9人の名前を書き出す。 ふふふ…運の無い草食動物たちだね。さて、割り振りは、と。 椛氏:骸 リコ氏:雲雀 MAKOTO氏:骸 椿丸氏:獄寺 にゃは氏:綱吉 みとり氏:獄寺 未玖氏:アレン 直氏:綱吉 璃音氏:雲雀 とこれでどうかな。 一週間指名を遅らせたのは他のなりきりと被らせない為だったんだよね。 「さあて。そうし…っと。」 いけないいけない。最後の一人忘れてた。 その為に9人しか選ばなかったんだから。 メールを編集し直そうとして思い直す。 いいや、これはそのままmixiに送って、と。 「送信完了」画面が表示されると僕はアドレス帳を開いてそいつの名前を探し出し、通話ボタンを押した。 数回の呼び出し音のあと相手が電話に出る。 『はい。なんですか?』 「突然だけど。」 『いつものことですが何か。』 「バトン今日までなんだ。」 『そうですね。』 「読んでるから知ってるだろうけどバトン指名も今日なんだ。」 『…そうですね………この流れはまさか。』 「10人目に君指定するから一週間頑張れ、六道骸。」 『なっ!?ちょ…僕が今どういう状況か』 プッ。 「知ってるけどそれとこれは別。」 僕は骸の話も聞かず電話を切るとポケットに携帯を突っ込んだ。 だって綱吉指名したらあの子一週間部屋に入れてくれなさそうなんだもん。 まあ、やれば意外と嵌るもんだよ。 さて、一週間付き合ってくれた君たちにも礼を言うよ。 monoかげ氏も咬み殺すのは今回はやめてあげる。楽しかったから。 明日からは僕も傍観者だ。ま、綱吉があいつのところ行ってるし辛くは無いんじゃない? 二人きりは癪だから邪魔しにいくけど。 さあ、仕事だ。 僕の日記はここまで。 「っと。」 そうだ、また忘れるところだった。 「りつ氏。君のメッセがこれ書いてる途中で届いたよ。 「鬼の鏡」の件、悪くない。むしろ僕からも頼みたい。君に描いて欲しい。 正式な返事は後日改めて送らせてもらうよ。」 じゃあ、これで本当にさよならだ。 また機会がある日まで、ね? END
というわけで剣流「口調バトン」でした。 |